むかしばなし

愛しき時代の話と備忘録

寝坊した時の話

誰しもやったことがあると思う、寝坊。
多分遅刻はなくても寝坊したことないって人はいないと思う。

私は特に夜型人間で朝が大嫌いな故、寝坊に関しては数え切れないほどしてきた。大学の授業、バイト、仕事…そしてそれは友人と遊ぶ時や現場の時にも経験した。

現場の時に寝坊した回数が恐らくいちばん少ないとは思うのだが、今回はその数回の中で私が1番ヒヤッとした寝坊エピソードを話していく。

\ドン!/時は遡り!
\ドン!/平成30年6月!
\ドン!/栃木県、自宅!

ゴ〜〜〜〜〜〜ン

私はまたしても悩んでいた。
ストライド舞台エピソード5、大阪公演の日の事についてだ。
しかし今回の悩みは前回と違う。

「どうやって行くか?」

ということだ。
当時、就職活動をしていた影響で東京公演をほとんど観劇出来なかった私は、大阪に行くか行かないかということではもはや悩んでいなかった。
しかし、その頃は私の黄金期2年間の中で上位3位を争うレベルの金欠具合、如何にお金を使わずに遠征するかということに命をかけていたのだ。新幹線などと呑気なことは言っていられない。

必死に計算をして、1番安い方法を何とか思いついた。
それが、
「電車で都内まで出る→ネカフェで1晩過ごす→朝早くに昼バスで大阪へ」
というプランだった。

そして向かう日の前日、私はパッキングを済ませ、万全の状態でネカフェへ入った。本当は寝ずに1晩過ごしてバスで寝る予定だったのだが、この女はやらかしたのである。

もうお察しだろう、寝落ち&寝坊でバスが出る10分前に起床したのだ。

ヤバすぎる。まだシャワーも浴びていない。ヤバすぎる。一気に目が覚め血の気が引いた。

というのも、その公演は友人と連番する予定。遅刻は許されない。東京から大阪は遠い。焦る時間はない。

どうにか安く間に合う方法はないか、必死で考えた。当日だとなかなかバスもなく、正直絶望した。

しかし私は閃いた。
「名古屋までバスで出て、そこから新幹線に乗れば安いのでは?」

私の予感は的中した。奇跡的に名古屋行きのバスが空いており、新幹線もそこまで値段が張らなかった。

そうと決まれば悩んでいる時間はない。爆速でシャワーを浴びてネカフェを飛び出して東京駅へ向かった。

そこから名古屋までバスで行き、名古屋上陸(初上陸がこれとは…)そこから大阪へ新幹線で向かい、なんとか間に合った。よかったね〜

当時のインスタのストーリーのアーカイブが出てきたのでご覧頂こう。

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実に滑稽である。確かに今考えると暴挙でしかない。何しとんお前。まあ結果として間に合ったのでOKです。

あれから3年が経とうとしているが、未だにその時の目の覚め方はよく覚えている。そして私は、そういう時にネカフェを使うのはやめようと決めた。どうせ寝落ちするから。

寝坊は怖いという話でした。チャンチャン。