小劇場に出会った時の話
さて、今回は推しさんとは直接関係が無いですが
この趣味にはめちゃくちゃ関係のある話をしていきます。
わたしが"それ"と出会ったのは今から二年前。
推しさんが出演していた舞台「龍の羅針盤」に出ていたキャストさんが出演するとTwitterで告知していたその作品。
劇団名も役者さんも、言ってしまえば劇場すらも全く聞いたことがなくて、本当に未知の世界だった。
だからこそ当時大フッ軽をかましていた私はそれに惹かれてしまった。
私が普段みる舞台は所謂チケット〇あ、〇ープラス、〇ンフェティのようなサイトからチケットを購入するというものがほとんどだが、その時初めてキャスト予約というものを知った。こんなあからさまに予約したことがバレるものかとめちゃくちゃ驚いた記憶がある。
初観劇は2018年3月9日。場所、中目黒ウッディーシアター(ウッディーシアター中目黒だっけ?)。
いやあのめちゃくちゃ迷った。それまで中目黒なんて降りたこと無かったしまじで商店街みたいなところを「…大丈夫?」と思いながら地図アプリとにらめっこしながら恐る恐る歩いたことを思い出す。
やっと劇場をみつけて入ったところで出迎えられ、予約した名前を言ってお金を払うシステム。すげえ…なんか…すげえ…
というかその時は知らなかったけど後々そこにいたのがキャストさんだったと知った時の衝撃よ。え、そんなことある???ちょっと記憶そのままでその場に帰して???
そして劇場の中に入る。"それ"の名前を理解できるくらい小さい箱だと思った。だけど私のワクワクはそれに反してめちゃくちゃ大きかった。あまりにも初めての経験が多すぎてその地点で頭はパンクしかけていた。観劇前から。そんなことあるかい。
実際作品を観た。
なんだこれは。何をみせられてるんだ。
とりあえず第一印象はこれ。
ほんとに何これ???という作品だったし正直今思い出してもカオス過ぎて「???」となるのが本音。
ただ、私的に惹かれる何かがあったのか…気付いたら劇団の虜になっていた。というか新たに推しが出来た。(←?)
"それ"だからこそ許されるネタ、"それ"だからこそよく聞こえる周りの音、"それ"だからこそよく観える一人一人のお芝居…
正直今後来るかわからないなと思いながら行ったが観劇が終わる頃には「いや、来るわ。」と一瞬で寝返った。人間って単純。
そしてその時はマジで何も知らずに(というかバイトあったから)すぐ帰ったんだけど面会制度なんてあったんですね。知らなかったです。後から知りました。びっくりですねほんとにもう。チェキくらい撮ろうかと思ったけどマジで頭が空っぽでそんな脳みそはもうなかった。帰りの電車でずっと劇団のことと気になった役者さんのことばっか調べて、この気持ちはそう、あの2015年5月2日と同じ…まさにあの気持ちが蘇った。私にもまだこんな新鮮な気持ちがあったとは、しかもそれを舞台作品を通して再び感じることが出来るとは、なんとも幸せである。
そしてその日にその某役者さんのSHOWROOMにお邪魔してコメントしたら秒で「Twitterフォローしてくれてた人ですよね?!」と言われてめちゃくちゃ怖かったです。世界どうなってんだよ。そんなの聞いてねえよ。
まあその後から味をしめたように他作品に通うんですけど。人間って単純。(2回目)
まあ、そんなこんなで。あれから2年経ったけど、"それ"は今でも私に新鮮な気持ちを沢山与えてくれるので、きっとこれからも"それ"を好きでいるのだと思う。
初めての経験ばかりで正直困惑したけど、あの時味わった気持ちはずっと忘れないし、忘れたくないなあとも思う。愛しい記憶です。